ゼロリスクに対する姿勢

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僕は今日、大学の授業料免除の書類を作成した。
高専でも免除を受けていて、学期毎に書類を作成しなければならなかったのだが、その度に思うことがある。

 

授業料免除申請という例

授業料免除を申請するか否かは、完全に個人の自由だ。
そして実際に免除を受けられるかどうかは厳しい審査によって行わ

れる。
もちろん申請者全員が免除を受けられることなんて無い。
そして、申請しない人が大半である。

しかし、なぜ大多数の人が申請を行わないのか。
授業料が免除されるということは、

お金が貰えるのと変わらないことであり、

誰にとってもメリットに成りうるはずなのに、だ。

まず、その存在自体を知らなかったという人がいる。
このような人は完全に情報収集能力が低く、

自分に直接関係しない事柄はおろか、

直接的なことでさえ知らないで過ごしている人達だ。
知らない、

ということは本当に恐ろしいことだということを全く認識していな

い。

また、申請してもどうせ無理だといってやらない人がいる。
確かに申請が通るかどうかはわからないが、

仮に通らなかったとしても、不利益を被ることなんて全くない。
書類作成に費用がかかるわけでもなし、ゼロリスクな行いなのだ。
結果は申請者の人数などにも左右されるため、

ある程度の運要素も含んでいるというのに、

早合点して諦めるのは本当にもったいない。
対価を払って運に任せる宝くじなんかよりは、

全く合理的であると思うのだが。


書類を作成することが面倒くさいというのも頷ける。
しかし2~3時間もあれば作成出来るのが普通であり、

その申請によって授業料が免除された場合、

労力に対する報酬は多大なものとなる。
国立大学の授業料は年間だいたい50万であるから、

2時間の書類作成で半期が免除となると、時給は実に12.

5万である。
ここまで考えると、

面倒くさいなどと思わずに書類を作成する気になるだろう。


僕にとって授業料免除を申請するという行いは、

リスクを負わずに挑戦できることなのである。
(実際家計はめちゃくちゃ苦しいが、

同じくらい家計が苦しくても申請しないひとがいる)
面倒くさがって努力をしないひとをみると、

ちょっと考えさえすればいいのになと思ってしまうのだ。
まぁライバルは少ないに越したことはないので、

申請者が少ないということは喜ばしいことなのだが。

 

ゼロリスクなチャンス


授業料免除を例に挙げたが、このようにゼロリスクで挑戦できる機会は、実世界にいくらでも転がっている。
別にお金の話だけではなく、このブログもそうだ。
失うものなど何もなく、得られるものがきっとあるだろう。
(厳密にいうと時間を対価としているが、得られるであろう果実に対してそれはゼロに近いとしている)

そんな小さなチャンスに敏感になり、それらを逃さず、挑戦し続けることが成長への近道と思っているのである。
そのためには情報収集を怠らないこと、努力を惜しまないことが大切ではないだろうか。