ocnモバイルoneでテザリングをする方法 (MVNO, アプリ)

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ドコモの端末はテザリング時にドコモのAPN経由でテザリングを行うので、使っている端末の契約がocnなどのMVNOを使っている場合、、普通のキャリア契約とは違ってその端末ではテザリングを行うことができない。
端末によっては何もせずにテザリングできるものも存在するようだが、僕が持っている端末Fujitsu Arrows V F-04Eではテザリングを行うことができなかった。

テザリングができないのはかなり不便なので、どうにかテザリングができるような方法がないものか調べてみたので、自分の備忘録を兼ねてそれをまとめておく。
方法としては、Androidアプリ「Easy Tether」を使ってテザリングを行う。




[筆者の環境]
スマホ Fujitsu Arrows V F-04E
PCのOS Windows8.1 64bit

作業手順

まずスマホでPlayストアからEasyTetherをダウンロードする。
これをスマホにインストールするのだが、実際にテザリングを行うにはPCにも専用のアプリを入れなければならない。

よって手順としては、スマホにアプリをインストール→PCにアプリをインストール→双方を起動して接続を確立する、といった順番である。
これに関してはこちらのブログが詳しく紹介されていたので、それを参考にしてもらいたい。
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/682046/571408/77867694


これだけでうまくいく環境の方もいるのかもしれないが、このまままでは接続が確立しない(No device to connectなどのメッセージがPC上のEasyTetherに出る)事が多いと思う。
これを解決するためにそのスマホ専用のadb usbドライバをインストールする。

adb usbドライバは各端末の制作会社のホームページからダウンロードすることができる。
例えばArroesF-04Eの場合は

http://spf.fmworld.net/oss/driver/f-04e/
からダウンロードできる。


しかしこれをただインストールしただけでは、そのadb usbドライバはうまく機能しない。

これを有効にするために、PCにandroid sdkを導入する。
これは端末をroot化する際などにも必要となる、平たく言えばandroid端末とPCとのやりとりを手助けする環境を構築できるようなものだ。

android sdkの導入に関しては下記のサイトが詳しいので参照していただきたい。

http://hirofumi.net/post/42864954142/howto-android-sdk-install-1

ここまで終わると、実際にadb usbドライバをインストールする。
しかし、ここでも問題が発生する。
このドライバをインストールしようとすると、ドライバの発行元が不特定であることからOSからインストールを拒否されるのだ。
よってドライバの署名無効の設定を行わなければならない。
コレに関しては以下のサイトが詳しい。
http://www.teradas.net/archives/9922/


設定を行った後、改めてadbドライバをインストールする。

まとめ

以上の手順を踏んだ後、スマホとPCをUSB接続して双方のEasyTetherをONにすると接続が確立されテザリングを行うことができる。
まとめとしては、
1.スマホ、PCともに「EasyTether」をインストールする
2.PCにAndroidSDKの環境を作る
3.ドライバの署名無効化を行う
4.端末専用のusb adbドライバをインストールする
5.「EasyTether」を双方で起動してコネクションを確立する

なお無料版のEasyTetherでは機能が制限されていて、httpsなどのページを開くことはできないから、テザリングをよく使うようであれば有料版を購入してもいいかもしれない。