ゲームをゲームとして楽しむのに、リアリティは必要か
先日、友達の家で初めてプレイステーション3を触った。
ダークなんとか*1っていう、死者がプレイヤーのゲームを交代交代にやった。
実にリアルで迫力があってよかった。
とも思ったけれど、この感覚っておかしくないか?と思うのだ。
死者が動き回る世界に「リアル」を求めるって、ほとんど矛盾してるじゃないのか?
そのゲームでは、振り回した剣が壁に当たると剣が脆くなっていくシステムがあったみたいだ。
大抵のゲームではそんな判定いちいち無いだろうから、システム的にはより複雑に出来ていてすごいと思うのだが、そんなリアルさをプレイヤーは求めているのか?
死者が復活している時点で、リアルさを追求したようなシステムなんて誰も求めていないんじゃないのか?
それよりももっと、そのゲームにしかないような、現実世界にはないような世界観を出すことに力を注げばいいんじゃないだろうか。
そのゲームをプレイしてみて、そんなことを感じた。
現実世界を限りなく模した物理演算を施そうとすると、かなりの処理能力が必要になってくるだろう。
もしそのようなことが可能になったとして、「ダークなんとか」がより「リアル」な戦闘システムを手に入れたものに進化したら、もっと多くの人がプレイしたいと思うようになるのだろうか。
まあリアルさを手に入れたゲームを見るとすごいなとは思う。
でも本当にリアルさを欲しているような人はきっとゲームなんかしないだろうし、やはりゲームにはゲームらしさが必要なんじゃないかと思った。
(スポーツゲームなどは除く)
いつか本当に現実世界を映しだしたかのようなゲームが出来るかもしれない。
そしたら、それを「ゲームとして」楽しめる人はどれくらいいるだろうか。
ゲームをゲームとして楽しむのに、リアリティは必要なのだろうか。
*1:調べたら、このDARK SOULSというゲームだったみたい