情報収集のやりかた - 編入の情報戦に勝つために -
前回のエントリに引き続き、高専からの大学編入について書いていく。
今回はどうやって情報収集をするかということだが、これは編入のための情報収集だけでなく、他のことにも応用できることではないかと思う。
編入の情報収集
では、具体的な情報収集法を挙げていく。
webで調べてみる、自分の学校の先輩に聞いてみるなどの当たり前のことは除き、大きく二つのことを紹介する。
他学科の報告書を見る
それぞれの高専の所属学科には、先輩方の就職や編入の記録が残されているだろうと思う。(これを報告書とする)
そしてもちろんそれを参考にしているはずだが、そこには求めている資料がないことも多いだろう。
しかしそこであきらめてはいけない。
所属していない他学科の報告書を見せてもらい、自分が行きたい大学に編入している人がいないか探すのだ。
もし見つかれば、その情報が行きたい学科のものではなくとも少なからず役に立つはずだ。
高専ではしばしば専門外の分野または専門に近い分野に編入する人がいるため、本当に必要だった情報が他学科に眠っている場合もあるのだ。(たとえば情報系の人が電気系に編入することは少なくない)
また、その先輩が大学に合格していた場合、その人とコンタクトを取り(方法はなんでもいい。その先輩と同じ部活だった同級生とか、学科の先生に連絡先を教えてもらうとか)、行きたい学科の情報がないか「直接」聞いてみるのだ。
出身高専の後輩から頼られることは悪い気分ではないし、きっと親身になって情報を提供してくれるだろう。
あわよくば情報を持つ他の先輩を紹介してくれるかもしれない。
さらに、自他どちらの学科にも行きたい大学の報告書がなかった場合、教授陣に直接聞いてみることをおすすめする。
報告書がきちんとした形で残っていなくとも、なにかしらのきっかけはつかめる可能性があるのだ。
SNSで先輩を探す
自分の高専の情報だけでは足りなかった場合、SNSを利用して情報を探すのがお勧めだ。
webで情報を探してみても、すでに書いてあることから情報を得られることはあっても、それ以上のことは得られない。
よって、SNSなどで実際に編入を行った先輩を探して、「直接」話を聞いてみるのだ。
twitterでもfacebookでもいいし、編入に関するワードで検索すると、プロフィールに書いてくれている先輩などはすぐに見つかるはずだ。(少し前はmixiでの検索が適格だった。あれには詳しくプロフィールを書いてくれている人が多かったのである。)
きっと何人か見つかると思う。
それら全員に片っ端からコンタクトを取ってみるのだ。
もともと知らないひとばかりだし、情報を聞き出せなくともリスクはないので、恐れずダメでもともとの精神で声をかけてみよう。もちろん、相手は善意で答えてくれるので、相応のマナーは必要だが。
当事者しかしらない様々なことを教えてくれることだろうと思う。
さらに言うと、編入生が見つからなくとも、その大学の在学者に編入生を紹介してもらうという手段もある。
だいたい、ほとんどの人が聞かれてもいないのにわざわざネットに情報公開したりはしないのだ。
直接、こちらから聞きに行く姿勢が大切なのである。
見つけ出すのではなく、引き出す
編入に関して具体的な情報収集法を挙げたが、これをまとめると、探すだけで見つかる情報はたかが知れているため、自分から行動し直接聞きに行く姿勢が大切である、ということである。
このことは編入にのみ言えることではなく、勉強や仕事など多くに当てはまると思う。
散らばっている情報から必要なものを見つけ出すことも大切だが、そこにはない情報を別の場所から引き出すことができれば、それは大きな力になるのではないだろうか。
おまけ役に立つwebサイト
おまけとして、ここで僕が実際に活用したサイトを紹介する。
・編入情報全般
その他「編入 ブログ」などで検索できる個人ブログ
・勉強に関するサイト
http://www.geocities.jp/arrogant_give_and_take/
http://www.gifu-nct.ac.jp/sizen/okada/okada.html
↑こちらの岡田章三さんのサイトは、数学が合否を左右する編入試験にとって強力な武器になります!ぜひ!