田舎の学校のススメ

     f:id:Ya-Yuki:20140321151651j:plain

田舎はそこが田舎であればあるほど若者は遠のき、老人ばかりが残るようになってきている。
少子化が進み、小学校などはとくに小規模化している。

僕が通った小学校も例外ではなく、本当に人数が少なかった。
クラス替えなどなく、六年間同じクラスメートと過ごしたものだ。

田舎に小学校があって、それで人数が少なく小規模だったからといって、僕はそれが嫌だとは思ったことはない。
田舎の小学校、小さな小学校には沢山の素晴らしいことがあるのだ。




まず、生徒同士も先生とも、全員がほぼ知り合いであるということ。
これは大きな小学校ではほぼ有り得ない事であるが、知り合いばかりというのは本当に楽しいものである。
クラス替えなんて無いからクラス内の団結力が否が応でも強くなるし、地区も少ないから土地ぐるみの関係だってできる。
一人一人の繋がりが強くて親友ばかりだったように感じるのだ。


そして、人数が少ないが故に、一人一人が得られる教育が手厚いということ。
授業は、どんだけクラスの人数が多くとも授業を行う先生は一人で進行される。
ということは、クラスの人数が少なければ少ないほど一人当たりが受けれる教育の密度は大きくなるのだ。
田舎の小学校は先生の質が低いとも言うけれど、一人一人の生徒は実に手厚い教育を受けることができるのである。


そして最後は、一人一人が自信をもつことができるということである。
小学校の時などは、何かの委員長やクラブの部長などに抜擢されることで、自分に初めて自信を持っていくもの機会となるものである。
しかし、もちろん委員長などに選ばれる人というのはごく一握りであり、そのせいで多くの人が自分に自信を持つ機会を与えられないまま小学生としての大切な期間を終えてしまうのである。

少人数のクラスであると、つまり委員などを任される確率が大きくなるのだ。
人数が少ない分多くが選ばれ、選ばれることで自信を得られるのである。
小さい時期に自信を得られるような機会があるということは、これからの人生に大きな利益をもたらすものだと思うのだ。
田舎の学校では、その機会を上手く全員に与えることだって可能なのである。

僕は田舎の学校が大好きだ。
皆が仲良く、先生から手厚くしてもらえ、自分に自信を持てる、そんな学校が大好きなのだ。

田舎で少人数だということで、良くないというレッテルを貼ってほしくはないなぁと思う。
田舎の学校だって、良いところが沢山あるのだ。


※追記
誤字脱字や文脈ミスが多くてすみません。
最近スマホで更新してるんですが、上手くいきません。
良い方法を模索してるんですが…